正しい温め方、冷やし方
'24.03.15<最も大きな財産は日々の健康である>
今回は正しい温め方、冷やし方についいて考えたいと思います。
正しい温熱療法とは
昔の人は、蒸しタオル、コンニャクを温めたもの、山芋をすって温めたものを
直接痛い所に当ててました。患部に温かいものをのせ、立ち上がる湯気と共に
熱を奪っていたのです (気化熱の利用)
しかし、現在行われている温熱療法は気化熱を利用しないものです。
遠赤外線、ホカロンなど、そのまま体の深部に取り込まれてしまいます。
先人達が経験と知恵で築いた「温熱療法」も今では全く違った形で
受け継がれているのは残念です。
カイロぐらいの熱なら大丈夫と思っている方も多いと思いますが、
少しの熱でも時間とともに蓄積し生卵もゆで卵になってしまいます。
現代は冷蔵庫がありますから温熱療法より効率の高い吸熱法があり
誰でも簡単に行う事が出来ます。
それが氷による「生理的局所冷却法」です。
必ず氷で行います。凍傷防止の為に一度水をかけてから、
ビニール袋に入れて(水は入れない)痛い所にあてます。
時間は20分以上、冷やす箇所は一度に2カ所まで、最初の5分は
皮膚がピリピリしますが問題ありません。
どうしても冷たすぎる場合は、ティッシュを1枚挟んで下さい。
痛めたら直ぐに冷やせば腫れも少なくて痛みも少なくて済みます。
一度冷やしてみてはいかがでしょう。
<歩くほどに近づく健康>